例年ならこの時季、安いもので1匹100円が相場のサンマが、東京都内のスーパーではきのう19日(2016年9月)は120円だった。墨田区のスーパー店長は「量が獲れなくなっていて、値上がり状態がつづいています」と話す。20%前後高くなっているという。台風が次々と接近・上陸して漁に出られなかったり、海水温が高くてサンマが寄って来てないためだ。
これから旬の養殖カキも大きな被害
秋サケも漁場が荒れ、今月5日の札幌中央卸売市場の初競りではキロ平均でメスが1400円、オスが1200円と平年より20%ほど高かった。
宮城県では収穫時期を迎えたカキの80%が被害を受けた。東日本大震災から立ち直りかけたところへ台風の直撃を受けた。養殖事業を28年やっている東松島市の渡辺茂さんは「ようやく落ち着いたばかりです。被災から5年目で何とかという感じでした。台風はもううんざり」と語った。
司会の夏目三久「徐々に復興してきたときに台風が来たという感じですね」
牧嶋博子(TBS解説室長)「海が穏やかなことを前提に養殖するわけで、これだけ台風が来た経験はないので、どう対処していいかわからないのが現状です。家計への影響もすごく心配です」
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あっちゃん| 似顔絵 池田マコト