「地下空洞」初めから汚染対策手抜き隠しが目的
話し合いで出した「建物の中に土が噴いてくる」ことはあるのか。日本環境学会の元会長、畑明郎氏は「豊洲は東日本大震災のときに、液状化して噴砂が100か所以上で起こっています。海抜より2メートル下には汚染度が残っています。噴砂が起これば、建物に土が入ってくる可能性はあります」と話す。
地下空間は吹き出した砂やベンゼンなど化学物質の「ガス溜め」になり、コンクリートに裂け目があればガスはそのまま建物内に吹き出す。
玉川「今まで、盛り土をしなかったのは工事費の削減や工期の短縮のためと思っていたのですが、そうじゃない。都はずっと汚染の危険を感じていたんじゃないでしょうか」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト