豊洲新市場の地下にある空間をきのう14日(2016年9月)、共産党、公明党の都議団が視察した。青果棟の地下で、溜まっていた「ナゾの水」を調べたところ、強いアルカリ性だった。都がいう「雨水」なら弱い酸性のはずだ。専門家は汚染土壌から染み出した地下水だという。
漂白剤と同じ濃度
地下へは立派な階段があって、「1/B」という表示まである。床にコンクリートはなく砕石を敷き詰めただけで、人が歩く部分だけ舗装がされていた。一面の水だ。曽根肇・共産党都議は、「浅いところで2、3センチ、深いところは20センチ近い。2000トンはあるのでは?」という。
映像も撮っていて、その場でリトマス試験紙を水につけたら真っ青になった。スタジオに持ち込んだ「ナゾの水」を試すと、最強の一つ手前くらいの濃度。PH12くらいを示した。漂白剤がPF11~12だから、相当なアルカリ性だ。曽根都議は「素手で触った人はヒリヒリ、ヌルヌルと言っていました。カセイソーダなどと同じだと思う」という。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト