汚染対策手抜き「豊洲新市場」東日本大震災で100か所液状化!有害物質吹き出ないか

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   東京都卸売市場の移転先である豊洲市場の主要施設で、土壌汚染対策の盛り土4.5メートルが行われていなかったことを、都は「事務的なミスで気づかなかった。それがすべて」と言い訳しているが、そんな説明で通るわけがない。小池都知事は「新しいプロジェクトチームで調査するが、自分たちで自分たちのことが説明できない都政はダメだ。都の担当者に責任をもって原因を究明させる」と厳しい。

日本環境学会の坂巻幸雄・元副会長「調査・分析やり直し」

   盛り土されなかったのは、水産仲卸売場棟、水産卸売場棟、加工パッケージ棟、管理施設棟、青果場棟など主要施設で、床下はコンクリートで固められているが、その下は汚染対策がされていない帯水層のままだ。床には帯水層から水が染み出しているのか、雨水が溜まったのかはわからないが、水溜りになっている。

   日本環境学会の坂巻幸雄・元副会長はこう指摘している。「有害物質がコンクリートの隙間から通る可能性があり、溜った水を採取して分析する必要があります。盛り土のない空間になっている建物の強度を確認する必要もあるでしょう。2011年の東日本大震災の時に、この敷地内で百数か所が液状化しました」

文   モンブラン
姉妹サイト