現役ヤクザ100人に聞きました・・・「シノギは厳しく、家族の不利益大きく、引退も・・・」
週刊ポストはときどきおもしろい企画をやる。今週の現役ヤクザ100人の世論調査も企画趣旨はいいが、返ってきた答えは、まあそんなところかなという内容なのが残念だが。
フリーライターでヤクザに強い鈴木智彦氏が100人すべてに直接電話して聞いたそうだ。内訳は六代目山口組が31人、神戸山口組が16人、後はその他の組員だという。
山口組の分裂で何か影響があったか?「はい59人。いいえ19人」
山口組の分裂抗争はしばらく続くと思いますか?「はい85人。いいえ7人」
分裂抗争以後、警察の取締は厳しくなったか?「はい67人。いいえ9人」
シノギは順調か?「いいえ65人。はい17人」
今後、暴力団は非合法化されると思うか?「はい71人。いいえ17人」
家族は不利益を被っていますか?「はい90人。いいえ2人」
ヤクザを続けるメリットはあるか?「はい39人。いいえが29人。どちらともいえない30人」。そうとう迷っているのが多いようだ。
堅気になれるのなら引退するか?「いいえ47人。はい16人。どちらともいえない34人」。やめても食える場所がないというのが正直なところで、仕事があれば引退するというのが多いのではないか。
ヤクザの高齢化は深刻なはずである。若い奴らはしきたりだ上納だと、先輩風を吹かせる組には入らず、仲間と徒党を組んで暴れていたほうが気楽だし、女もこませる。美坊主のように、高倉健のようなカッコいいヤクザを集めて写真集でもつくったら、結構入ってくる若い奴がいるかもしれないが、警察が許さんだろうな。