週刊文春「メリー喜多川」新連載スタート!私も猛烈抗議受け左遷された経験
さて、週刊文春は「メリー副社長の正体」という緊急連載を始めた。弟のジャニー氏が温厚なのに比べて、メリー氏の事務所所属のタレントに対する厳しさや、スキャンダルを報じたメディアへの抗議の凄まじさは有名である。
<事務所の2階に『説教部屋』と呼ばれる部屋があり、メリーにそこへ呼び出されたら何時間でもみっちり叱られ続ける><酒豪として知られ、焼酎をロックで頼み、チェイサーの水で割りながら飲む。野菜はほとんど食べないが漬け物は好き><メリーは話し合いの時には必ず録音をとる>などと報じている。
目新しいのは、彼女の父親は高野山大学を出て真言密教を布教するためにアメリカへ行ったという件で、<メリー氏の父・喜多川諦道氏は、ロサンゼルスの高野山別院で第三代主監を務めた高名な僧侶だった。諦道氏の葬儀は大阪の三津寺で盛大に行われ、僧侶が多数参列した記録があった>(週刊文春)
私も35年ほど前にメリー喜多川氏の逆鱗に触れ、あまりの凄さに私のいた出版社は、私を婦人雑誌に飛ばすことで彼女と和解した。
それは彼女の弟に関する「ホモ疑惑」だったが、故人になったノンフィクション・ライターの朝倉恭司氏が取材を担当した。生前、彼からその取材の時の模様を聞いたが、メリー氏のおっかなさがよくわかった。朝倉氏によれば、朝倉を部屋に呼び入れ、2人きりになったとき、こういったというのだ。
「あなたね、私がここで服を脱いで、強姦されたと騒いだらどうする?」
取材に関しては百戦錬磨の彼が、その時だけは「彼女ならやりかねない」とゾッとしたといっていた。
一度メリー氏にこのことの真偽を確かめようと思ったが、残念ながらその機会はなかった。よかったら週刊文春さん、聞いてみてくれない?