NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」は最終盤に入って相変わらず快走が続いている。全話通しての視聴率は前作の「あさが来た」の23・5%に迫り、これまでに視聴率20%を割ったのは2回だけという「最近にない高値安定」(NHK関係者)なのだ。
その2回も、7月7日は参院選政見放送で朝の放送が変則編成だったこと、8月6日はリオ五輪開会式・広島平和記念式典と重なって総合では7時45分放送だったことが大きい。もう、10月1日の最終話まで事実上の全話20%超の快挙は間違いなさそうだ。
「思い出のメロディー」無難にこなし安定感
そこで聞こえてくるのが、大晦日のNHK紅白歌合戦紅組司会は「とと姉ちゃん」ヒロイン・高畑充希で決まりという下馬評である。「『あさが来た』のヒロイン波瑠も候補に挙がっているでしょう。たしかにモデル出身で見栄えはするし、清潔感もあるのですが、司会としてはまったく未知数。おととし、吉高由里子で失敗しているので、NHKも冒険はできない。
その点、高畑は夏の紅白と言われる『思い出のメロディー』(2016年8月27日)の司会でも、萩本欽一や堺正章、北島三郎といったベテランを相手に無難にこなしてましたからね。お試し済みということで、紅白司会はもう高畑で決まりですよ」(テレビ関係者)
白組司会はここ10年近くジャニーズ系が続いているが、SMAP解散騒動もあってさすがに使いにくいだろう。タモリの名前が挙がっている。(テレビウォッチ編集部)