この1か月の間に日本列島に5つも台風が上陸、野菜が高騰している。東京・渋谷の北海道野菜を使ったスープカレーが人気のカレー店では、タマネギの仕入れ値が2倍以上になったという。大竹雅人店長は「タマネギは味の決め手なので哀しい気持ちになります。ジャガイモやニンジンも上がっているので、小さめにして、その分は野菜の種類を増やしていますが、これからが心配です」と話す。
市場関係者「これからさらに上がる」
北海道北見市のタマネギ畑は多くが水をかぶり、「60年やっていて初めて」と農家は嘆く。タマネギ、ジャガイモ、ニンジンはすでに平均26%値上がりしている。「水につかったため商品にならない」(南富良野町のジャガイモ農家)、「今年はもうダメ。元に戻すのに何年もかかるだろう。戻るかな」(ニンジン農家)という状態だ。
流通も台風被害を受けた。JR貨物のコンテナ2500台以上が札幌市内で足止めになり、1箱1500円だったニンジンの卸値が3500円に高騰した。
都内の市場関係者はさらにジャガイモは50%、タマネギは80%、ニンジンは20%の値上がりする予測する。
司会の小倉智昭「高値安定するのではないかね。まだ立ち直っていないところへ大雨がくるときつい」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト