今週末にまた台風接近!沖縄南方に熱帯低気圧発生・・・発達しながら日本列島へ

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   台風10号でわきを流れる小本川が氾濫して、岩手県岩泉町の高齢者グループホーム「楽ん楽ん」の入居者9人が死亡した被害は、町役場やホーム運営者が危険に無頓着だったことが明らかになってきた。

   町役場は10号が上陸する前の30日午前9時、町内全域に高齢者などは早めに避難するよう避難準備情報を出したが、避難勧告や避難指示は出していなかった。「あまりにも急激なスピードで水位が増えたので対応できなかった。暗い中での避難は危険との判断があった」と説明している。

   施設の佐藤弘明事務局長は「別棟の施設の中の2階、3階までは水位が上がらず、1階に水が上がっても大丈夫ということで(役場に)私が話した」という。しかし、死亡した入所者らは別棟に避難することはなかった。逃げ遅れたらしい。

積乱雲が集まる「クラウド・クラスター」で豪雨

   1時間に70ミリ以上の激しい雨量があった岩泉町は台風の右側にあたる。当時、どのような異常気象だったのか。気象予報士の藤富郷が解説した。「台風が上陸した右側に、積乱雲が集まる『クラウド・クラスター』が発生して激しい豪雨をもたらしたようです。

   今週末にまた台風が日本に接近しそうだ。「沖縄の南側に熱帯低気圧があり、まもなく台風に発達しそうです。日本列島に進んでくる可能性があり油断できません」(藤富)

文   モンブラン
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