「あなたの当たり前が当たり前じゃない貧困」
司会の羽鳥慎一「2つの問題があると思います。見えにくい貧困があること。ネットで炎上したこと。とくにネットは個人情報まで出て、ちょっとひどい。女子高生の過去にまでさかのぼって、もう誹謗中傷になっている」
浜田敬子(「アエラ」前編集長)「こういう問題は当事者が声を上げることが大切で、彼女は実名を出して訴えてたわけです。こういう形の非難は許せないですよ。なぜもっと想像力を働かすことができないのでしょうか」
羽鳥「片山議員に書き込みの真意を聞いたのですが、一切お答えできないということでした」
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「この番組は見ました。映像もありました。あの文脈の中では、悪意がなかったら(ネットで)これだけ書けないですよ。ああ、こういう人がいるのかと受け取るのが一般的な感覚だと思います。ネットにはばか者もいる。でも、国会議員までが・・・」
片山議員は「節約して中古パソコンを買え」といっているが、玉川は「節約しても買えないから訴えているのに」と怒る。
羽鳥「チケットだって、3年間貯めて1回かもしれない。ランチだって、誕生日かもしれない」
玉川「事実を確かめないと書けませんよ。奨学金なんて借金ですからね。NHKに説明を求めるなんて、普通の人にはできないこと。(片山議員は)どういうつもりで書き込んだでしょうかね」
浜田「アフリカの貧困と違って、この貧困は見えなくいんです」
3度の食事はできるが、文房具が買えない。外食もできるが、家電製品は買えない。進学できない――これが日本の貧困だと専門家は言う。