けさ24日付(2016年8月)の毎日新聞記事をもとに「あさチャン!」が伝えるところによると、イスラエル軍が無人の完全自動運転軍用車の実戦配備を開始したという。7月中旬からパレスティナ自治区との境界に配備している。
人工知能による自動運転軍用車はいまは遠隔操作だが、いずれは武器使用の自動化も技術的に可能という。人工知能の判断で移動し、攻撃も自動で行うというわけだ。将来的には、兵士とロボット車両の混成戦闘部隊の結成も目指しているという。
火薬、核兵器に次ぐ第3の兵器革命
番組コメンテーターでサイエンス作家の竹内薫はこう解説する。「人工知能のAI兵器というのは世界各国で開発が進められてます。自動運転も例外ではなくて、民間よりも先に軍事的な自動運転のほうが実用化されてしまった。AI兵器は、人類にとって、火薬、核兵器に次ぐ第三の兵器革命とも言われています。ただ、これは非常にこわいことですので、日本としては民間で一般の方々の幸福に寄与するようなAIを開発していってほしいと思いますね」