金融庁も問題視「外貨建て保険」手数料高く窓販の銀行だけが丸儲け
週刊現代の「60過ぎたら、70過ぎたら、『買ってはいけない保険』全実名」を紹介しよう。いま中高年を中心に爆発的なヒット商品になっているものに、銀行の窓口で販売されている「外貨建て保険」というのがある。だが、金融庁はこの窓販商品を問題視しているという。とくに、売れ筋の外貨建ての一時払い保険について、手数料が高めに設定されていて、顧客に不利益があると指摘し始めたというのである。金融庁関係者がこう明かす。
<「金融庁が水面下で調査を実施したところ、外貨建て保険を売った場合、銀行側は保険会社側から販売手数料として7~8%、中には10%を超える高額を受け取っていることが判明しました。
投資信託の販売手数料が2~3%なのに比べれば倍以上。『マイナス金利の時代に高金利で運用できる』とセールスしながら、実は500万円の保険料のうち50万円もの多額が銀行の懐に消えている」>
私の経験からいっても、保険屋は加入者のことなどこれっぽっちも考えてはいない。甘い言葉で誘うが、いっている言葉に実はほとんどないと思ったほうがいい。週刊現代によると、介護保険も保険のプロたちは「入らなくてよい」と口をそろえるそうだ。ファイナンシャルマネージメント代表の山本俊成氏は、<「介護保険は、日本のあらゆる保険の中で商品としての質が最も低い」>という。<「日本では介護保険法が毎年のように改悪され、介護の対象者がどんどん変わってしまうため、まともな保険を作りようがないからです。しかも、基本的に保険料が割高で、払った分がそのまま返ってくるという構造。それなら、保険金で支払うカネを預金したほうがいい」>
保険屋は千三つ屋。千に三つしか誠はない。私はそう思っている。