審判員もまだよくわかっていない「シライ2」
跳馬について、アテネ五輪の金メダリスト塚原直也さんが解説した。スタジオに跳馬の器具が持ち込まれたが、跳馬の台は司会の羽鳥慎一の胸のあたりまである。「私182センチなんですが、こんなに高い」。白井の最高到達点は3.5メートルだそうだ。
塚原さんが示した減点の目安がすごい。着地して弾むと「0.1」、肩幅以上踏み出すと「0.3以上」、ラインを超えると「さらに0.1」、両足がラインを超えると「0.3」、ラインの外に着地したら「0.5」だ。白井の新技については「オリンピックの緊張の中で試みて、かつ微調整してるのは本当にすごい」と話す。微調整の中身はスローモーションで見てなんとかわかるレベルだ。
青木理(ジャーナリスト)「スローだからわかりますが、審判はわかってるのかしら」
塚原は笑いながら言う。「わかってないですね。体験と空中の感覚でなんとか」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト