<トランボ ハリウッドに最も嫌われた男>
米映画界「赤狩り」旋風の中で生まれた「ローマの休日」!追放された売れっ子脚本家が偽名で書き続けた名作

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米政界の偏見と差別恥じたJ・F・ケネディ「あなたの映画は見ました。いい作品だった」

   「スパルタカス」のオープニング上映の日、妻とともに客席に座るトランボのメガネの縁に、「脚本ドナルド・トランポ」の文字が映る、見事な演出だ。後にアメリカ大統領J・F・ケネディは「スパルタカスは見たよ。いい作品だね」とインタビューに答えている。

   1975年、あらためてオスカーを手にしたトランボがスピーチする。「このオスカーは血にまみれています。英雄も悪者もいない。いたのは被害者だけです」

   トランボ、カーク・ダグラス、オットー・プレミンジャーは「戦士」だった。タイトルロールの最後にニュース映像が流れ、トランボが写っている。「娘は自分の父の仕事をクラスメイトに言えなかった。彼女もまた戦士だった」

   こんな背景があったことを知って、あらためて「ローマの休日」を見るのもいいかもしれない。

佐竹大心

おススメ度☆☆☆

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