リオ五輪体操男子で個人総合優勝した内村航平選手に、メダリストの記者会見で海外の記者から意地悪な質問があった。「あなたの演技はとても素晴らしいものでした。でも1点もらいましたね。審判にひいきされたのかもしれないと思いませんでしたか」というものだ。
それまでトップだったウクライナのオレグ・ベルニャエフ選手が最後の鉄棒の着地でふらついて減点0.1となり、内村が逆転したことを指しているのだ。これに怒ったのはベルニャエフだった。「今回の得点ですが、彼はもっと高い得点を出したこともあり、それはムダな質問です。彼は伝説の体操選手だと思います」
メダルの色は違っても、オレグもまた勝者なのだ。
内村には15日未明から始まる種目別競技で白井健三とゆかに出場する予定だが、腰の痛みがひどく、その調子次第ということだ。
文
モンブラン