卓球女子シングルスで福原愛選手がオリンピック初のベスト4に入った。きょう10日(2016年)よる10時からの準決勝でロンドン五輪金メダリストの李暁霞選手(中国)と対戦する。
司会の加藤浩次「この五輪を見ていて、顔つきが違うし気迫も違いますよね。何かすごいなという感じがします」
9日の準々決勝の相手はロンドン五輪銅メダルのフェン・ティアンウェイ選手(シンガポール)で、世界ランキング8位の福原に対し4位と格上で、これまでの対戦成績は3勝14敗だ。ところが、第1ゲームを接戦の末に14-12、第2、第3ゲーム11-8、11-7と連取し、第4ゲームも11-5と圧倒的強さを見せた。初戦の3回戦のダニエラ選手(ルーマニア)、4回戦のリ・ミョンスン選手(北朝鮮)からずっとストレート勝ちである。
リオ入りしてからも毎日12時間練習
順調に勝ち進んできた理由を福原は「オリンピックは何が起きるかわからないから、最後の1球まで気を抜くこともなかったし、応援してくださった方々に恩返ししたい気持ちが強いので頑張りぬくことができています」と話す。
リオで取材しているリポーターの阿部祐二によると、福原はリオ入りしからも毎日12時間も練習しているという。「これは体調がよくなければできないことですよ。28歳、心身共に充実しているのでしょう」
準決勝の相手の李は世界ランキング5位だ。スポーツジャーナリストの生島淳氏は「今の状態で中国の李選手とどのくらいできるか本当に楽しみです。中国選手でも五輪で慌てることがあると福原選手は言っていましたが、李選手の慌てるところが見たいですね」