日本ではなじみの薄いカヌースラローム・カナディアンシングルで、羽根田卓也選手が日本人で初めてメダルを獲得した。羽根田は初出場の北京五輪では初戦敗退、ロンドン五輪で7位入賞、3度目の五輪で銅メダルを勝ち取った。
羽根田は「すごい1日になりました。こういう大会で表彰台にのぼれたことは誇らしいですよ。3位に決まった瞬間、涙が出てきました」を喜びを語った。
300メートルの激流で20個のゲートを通過
カヌースラロームは300メートルの激流コース中に設けられた20個ほどのゲートをカヌーで通過しながらタイムを競う。ゲートは緑と赤の2種類があり、緑のゲートは下り、赤のゲートは流れに逆らって上りながらゲートを通過する。バランスを崩さず、小さくターンしスピードに乗れるかが勝負の分かれ目で、ゲートのポールに触れると2秒のペナルティー、ゲートを通過できないと50秒のペナルティーとなる。
羽根田は、10日(2016年8月)午前2時から行われた準決勝で6位通過。決勝で10人中5番手で出場した羽根田はペナルティーなしの97.44で銅メダルが決まった。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト