この7月(2016年)、佐賀県で川で流されている母子3人を二所ノ関部屋の元力士が救った。成剛のしこ名を持つ川崎大輔さん(39)だ。川崎さんは近くでバーベキューや川遊びをしていて3人が流されているのに気が付いた。川へ飛び込み母子を抱え込んだが、流れは速く深くて足が届かない。4人は20メートル流された。
「頑張って」と母が子を励ます声に川崎さんも励まされ、足が川底にとどいたところで踏ん張った。そこへ岸から電気コードをつなげたものが投げ入れられ、4人は救出された。
引退後も四股踏んだり筋肉トレーニング
川崎さんは「すべてのタイミングが一致しないとできないことでした。飛び込むのがもう少し遅れていたら救えなかった。このために相撲をとってきたわけではないけれどよかった」と話す。
相撲を引退した今も四股を踏んだり筋肉トレーニングを続けているが、翌日はさすがに腰痛や筋肉痛だったそうだ。佐賀の消防局から表彰されることになったが、奥さんには「あなたが死んだらどうするの」と叱られたらしい。
司会の小倉智昭「力士の血が騒いで、体が前に出たのですね」
梅津弥英子キャスター「すごいですねえ、なかなかできません」
髙橋