あす6日(2016年8月)からのリオ五輪競泳の見どころをバルセロナ五輪の金メダリスト・岩崎恭子さんが解説した。まず、200メートル平泳ぎの金藤理絵選手。ロンドン五輪では代表に選ばれなかったが、今年4月には世界最高タイムをマークしている。「彼女は凄く悔しい思いもして今があるという完成型なんです。もともと大きな選手でダイナミックな泳ぎをしていたんですが、今はそこに腕の力も加わって記録も伸びました。今季、世界1位ですので、やっぱり金メダルが彼女の最大の目標となってますね」(岩崎)
池江璃花子の大化けも期待
司会の夏目三久「女子200メートルといえば渡部香生子選手も注目ですね」
岩崎さん「そうなんです。彼女は昨年の世界選手権で優勝して、いち早くリオの切符を手にしています。そこでプレッシャーがかかって、今回の五輪選考会では少しタイムを落としてしまいましたが、今は調子がいいようですので、この2人はワンツー(金・銀)を狙ってほしいですね」
まだ16歳ながら日本競泳史上初・自由形、バタフライ、リレーなど7種目に挑戦する池江璃花子選手にも注目だ。「まだ実力としては『決勝進出を目指して』というところなんですが、決勝に残れば、若い選手というのは、私もそうだったんですけど、短期間で伸びるので、そういうところを期待していただきたいなと思います」
男子競泳は400メートル個人メドレーの瀬戸大也と萩野公介の金銀期待だ。「この種目は競泳の初日に予選と決勝が行われるんです。そこで、『絶対とれる』と言われているこの2人が1、2フィニッシュすれば、その他の種目にも勢いがついてきます」
ビレッジマン