風強く潮流早くリタイア!来年夏に台湾から再挑戦
漕ぎ手のメンバーは航海の訓練を重ね、いざ西表島に向けて出発。しかし、航海は「大きな壁」(久保田祐佳キャスター)にぶつかり、「祖先の偉大さを再発見」(番組ナレーション)することになった。
与那国島を出航して4時間経つと、草舟は外洋の荒波にもまれて漕ぎ手が疲れ切り、伴走船と漕ぎ手を交代せざるをえなくなった。さらに、風と潮の流れが想像以上に強く、舟は進路を修正できずにどんどん北に流されていき、漕ぎ手の体力も奪われていった。結局、出航から8時間経って、実験は中止になった。
海部さん「謎を解決しようと思ったのに、謎が深まった」
その後に検証してみると、「条件が良ければ西表まで行けた」ことがわかったそうで、来年の夏に台湾から沖縄までの航海実験を行う予定だという。「今回の結果を踏まえると、台湾から渡るのは不安の方が強いんですけど、大丈夫でしょうか」(番組ゲストのガレッジセール・ゴリ)
海部さんは「祖先たちは来ていますので、彼らは成功しているわけです。だから、何とかその答えを見つけ出したい。何とかしたいですね」と張り切っている。
*NHKクローズアップ現代(2016年7月26日放送「古代ミステリー 日本人はどこから来た~徹底再現!太古の大航海~」)