「落語の演目は3000。私がやってるのはまだほんの一部」
歌丸は横浜市生まれ。中学3年の15歳で噺家の世界に入り、故立川談志に見出されて昭和41年スタートの「笑点」に参加した。円楽さんは「46年前からですから、もう、『あ・うん』ですよ」という。「きちんと落語をやって、後輩の指導をして、先達として光輝いていらっしゃる。宝だね、うん」
「あさチャン!」に「もうやめたいと思うことはないのですか」と聞かれ、「とんでもない話。落語の演目は東西合わせて3000くらいあるでしょ。その中のほんのこれっぽっちですよ、やってるのは。いくらでもできる。後継者を残していかなくちゃなんない」と熱弁をふるった。今も稽古の日々だという。「生涯落語家だもん。何やるんですか、他に」
司会の夏目三久「病と闘ってるなんて、(高座では)みじんも感じさせませんよね」
藤森「抜群の存在感でした」
夏目「力の源は、笑ってくれるお客さんなんでしょうね」
パトリック・ハーラン(タレント)「『笑点』に出させてもらった時、緊張してたら、『頑張れよ』と優しく声をかけてくださった。舞台は元気をもらう場所なんですね」
来月(2016年8月)11日の公演には復帰するつもりだという。医者より体にいいらしい。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト