植松聖たった12日間で「措置入院」終了なぜ?医師がOK「他人に危害加えなくなった」

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   神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が死亡、26人が重軽傷を負った事件で逮捕された元職員の植松聖容疑者(26)は、今年(2016年)2月に衆院議長あてに「私は障害者総勢470名を抹殺できます」などと書いた手紙を渡し、犯行予告をしていた。

   司会の羽鳥慎一「戦後最悪といわれる凶行がなぜ起きたのか。犯行予告とみられる手紙から読み解きたいと思います」

入院時には大麻の薬物反応

   植松が今年2月15日に東京都千代田区の衆院議長公邸を訪れ、土下座して頼み込み手紙を置いていった。手紙はA版ページ3枚で、「津久井やまゆり園」を標的として、「私の目標は重複障害者の方が保護者の同意を得て安楽死できる世界です。今こそ革命を行い、全人類のために決断する時だと考えます」と述べ、作戦内容として「職員の少ない夜勤に決行します。職員は結束バンドで外部との連絡をとれなくします。事件後は自首します」と実際の事件と同様の手口を明らかにしていた。

   警視庁麹町署は当日に神奈川県津久井署に通報した。4日後の19日に園と面談したが、植松は「自分は間違っていない」と主張したため退職してもらい、相模原市に連絡して緊急の措置入院にした。入院検査では大麻の薬物反応が出て、22日に医師の診断で正式に措置入院した。だが、2週間後の3月2日には「他人に危害を加えなくなった」として退院してしまった。本人は「大量殺人できると言ったことはどうかしていた」と話していた。その後は行政のフォローもなく、きのう26日の凶行となった。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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