植松聖「十分刑事責任問える」文章に乱れなく主張明瞭な衆議院議長あて手紙

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   神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で数十人を殺傷した元職員、植松聖容疑者(26)は27日(2016年7月)早朝、横浜地検に身柄送検され、報道陣のカメラに向かって不気味な笑みを浮かべた。最も多く重傷者が収容された北里大学病院の医師は「ほとんどの方が首を刺された傷で、それも深く刺されていた」と話している。強い殺意を持っていたのだろう。

「刺青があるからプールの教育実習困る」教員免許取ったが不採用

   植松はいつごろから妄念を抱くようになったのか。高校時代からの友人は、大学時代がターニングポイントだったと次のように話す。「大学に進学した時からちょっと人格が変わり始めました。明るいのは変わらなかったが、売られた喧嘩は買うようなことを口に出し始めたんです。おそらく大学の交友関係とか、それ以外で知り合った人間の影響なのか・・・。髪を染め、女性関係も増え始めたようでした」

   背中におかめと般若の面の刺青を入れたのも大学時代だった。自宅前の道路にゴザを敷いて上半身裸で日光浴をしているのを近所の人が見て、その変貌ぶりに驚いたという。友人は「刺青は大学3年か4年に入れたと思う。教育実習の時、刺青で小学校にプールの時間に困ると言っていた」という。結局、教員免許は取得したが、教員としては採用されなかった。

   大学時代の友人は「2年生の時に障害者施設に教育実習に行った後、『障害者なんて死ねばいい』『(障害者が)生きている意味が分かんない』と発言していた」と証言している。犯行直前に衆議院議長公邸へ持参した手紙には、「職員の少ない夜勤に決行致します。重複障害者が多く在籍する2つの園を標的とします」と具体的な犯行手口まで書いていた。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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