「障害者一緒に殺しに行こう」と誘われた知人
植松が通っていた理髪店の店長は「礼儀正しく明るい青年だったが、2月に来店した際、『障害者1人に税金がどれだけ使われているか知っているか。1度も面会に来ない家族もいる。理不尽だ』と人が変わったようだった」と話す。
もともと教育や福祉に関心が高く、障害者を擁護するような人柄だったが、大学時代からの知人は「大学の後半から性格が変わり始めて、刺青を入れたり、脱法ハーブをやっているとかいう話も聞きましたね」という。「障害者なんかいらないから、一緒に殺しに行こう」と誘われた知人もいた。「なに言ってんの」と取り合わなかったが、「精神的に不安定で切れやすかった」という証言もある。
刺青については、昨年1月のツイッターで「会社にバレました。笑顔で乗りきろうと思います」と写真を載せていた。おかめ、ヒョットコに般若が絡む絵柄が背中全面にあった。退職後に会った知人は「顔を整形していたので驚きました。二重まぶたに金髪だった」と話している。
牧嶋博子(TBS報道局解説委員)「措置入院の後、退院の判断が正しかったのかの検証が必要でしょう」
司会の夏目三久「医師の診断で行政が判断するわけですよね」
牧嶋「退院後の指導や監督については、実は決まりも何もないんです。制度を早急に検討する必要があります
竹内薫(サイエンスライター)「退院後のフォローがなされていなかったということ」「障害者施設で働くのは人に優しい人のはずなのに、それがどうしてという感じですね」
植松は津久井署から横浜地検に身柄送検されたが、車の中で薄笑いを浮かべていた。