けさ26日(2016年7月)午前2時半ごろ、神奈川県相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」から「刃物を持った男が侵入した」と通報があった。警察官が駆け付け確認したところ、19人が心肺停止、十数人が死亡、20人が重傷、6人が軽傷を負った。約30分後、元職員の植松聖容疑者(26)が「私がやりました」と津久井署に出頭し、殺人未遂の疑いで緊急逮捕された。
事件直後に出頭!カバンの中から刃物3本
植松のカバンから3本の刃物が見つかっており、「やつをやった」と供述している。警視庁元刑事の吉川祐二氏は「『やつ』とはことが誰だったのか。働いていた時になにかトラブルがあり、仕返しをしようとしたのではないでしょうか」とみる。
「津久井やまゆり園」はJR相模湖駅から約2キロで、周囲に相模湖や高野山などがあり、近くには遊園地や小学校、療養所もある。敷地は約3万平方メートルで建物面積1万1800平方メートルと広大な施設だ。正面を入ると管理棟と東西に居住棟が並び、グラウンドや体育館もある。入所者数は約160人で、食事や日常生活の支援と、軽作業、創作作業なども行っている。夜間は職員8人と警備員2人がいた。
短時間に披露敷地内で多数を殺傷・・・計画的か
司会の羽鳥慎一「計画的でしょうか」
吉川氏は「ためらいもなく、広い施設の中で短時間に犯行が行われています。内部の様子をよく知っていたとみられ、計画的ともいえます」という。
羽鳥「責任能力の面は?」
吉川「これだけの犯行をしたのですから。それに何か主張しているようですから、今のところ警察も責任能力はあるとみていると思います」
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「これだけの単独の大量殺人は戦前に遡らない限りありませんね」
青木理(ジャーナリスト)「報道では容疑者は『障害者なんていなくなればいい』といった趣旨のことを話しているそうです。もしそうであれば、許し難い、戦後史に残るような異常で凶悪な事件になる可能性がありますね」