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『天皇生前退位』周囲に広がっていた「もう、そろそろよろしいのではないか」NHKがスクープ報道

   週刊新潮が天皇の生前退位をスクープしたNHK記者についてこう報じている。橋口和人という社会部の宮内庁キャップで、当代一のスクープ記者として知られるという。<「1991年に入局で、これまで愛子さまの性別、紀子さまの悠仁親王ご懐妊を一番に報じてきた。それ以外にも例えば、北朝鮮に娘を拉致された横田さん夫妻の担当として、厚い信頼を得ていましたね。他社の記者が5時から取材現場に顔を出すところを3時から待ち構えている・・・そんな男です」(NHK関係者)>

   そんな彼に付いた異名が「陛下の体温を知る男」だという。このスクープが参院選直後だったことで、何らかの思惑があったのではないかといわれているが、<「今回の報道が、参院選後の時機を捉えたという見方は必ずしも当たっていない。取材が煮詰まっており、『生前退位』という情報に触れている人が徐々に広がっていたことを受け、『そろそろ』となったんです」(別の関係者)>

   これが真の大スクープかどうかは、天皇が今後どのようなメッセージを出すかにかかっていると思うのだが。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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