終盤戦に入った東京都知事選、フジテレビでは23、24日(2016年7月)に電話による情勢調査を行った。小池百合子が1歩リード、これを増田寛也が追い、鳥越俊太郎は苦戦という情勢だった
投票日まで1週間となったきのう24日日曜日、JR新宿駅西口に小池が立ち、支援者たちは「小池都知事GO」とポケモンに便乗したグリーンのプラカード、グリーンのタオルや帽子。なかにはゴーヤやセロリまで持参し小池に手渡す女性もいた。グリーンが小池のイメージカラーというわけなのだろう。演説している小池の目から涙粒が落ちる。「組織なし、政党のバックなし、人もなしでね、有権者の気持ちがこんなに伝わるのは初めてです。感極まりました」
鳥越は練り歩き作戦「秘密兵器は私自身です」
増田は立川市の農家を視察した。自民党のカラーである緑のシャツを着たスタッフが「歩きスマホに気をつけよう」「期日前投票にGO」のプラカードを掲げ、ここでもポケモン便乗だ。増田のシャツの腕には大きく「5」の文字が書かれていて、「私のポスター番号がちょうど5。GOなんですよ。ポケモンGOでいい兆しですよ」
鳥越は22日に有楽町に野党4党のトップが勢ぞろいし気勢を上げた。歩いて行う遊説が少ないとされたが、この週末は歩きながら有権者と握手した。阿部悦子リポーターが「残された時間にどんな秘密兵器を繰り出しますか」と聞くと、「私です。わたし鳥越俊太郎を見てください、これ以外にないです」
投票先未定は3割!具体的政策打ち出せるか
夏野剛(慶応大特別招聘教授)「都知事に誰がなるか、東京にとって日本にとってすごく大事なことです。残る6日間で、何をしてくれるのかという具体論をやってほしいですね」
阿部「現場で見ていて感じたのは、どの候補者の街頭演説も聞きに来る有権者が確実に増えているということです。関心は高まっているので、今後は具体的政策を話してほしいです」
電話世論調査では有権者の3割がまだ投票を決めていないと答えている。