個人請負は『平成奴隷』なにひとつ保障なく使い捨て・・・エサ与えてはしご外す「やりがい搾取」

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「これじゃマズイ!」再就職訓練・斡旋はじめたホストクラブ

 

   そんな中、あるホストクラブが、将来へのサポートを売りに人材を集めていた。「ホストをやめても他の職に就けるように」と、研修会、講習から再就職のあっせんまでする。26歳の元ホストはいまWEB制作会社の正社員だ。ホストをやめたあと2年間、クラブが事務員として雇い、この間にWEB制作技術を身につけさせた。「手に職のないまま歳を重ねる不安がありました。正社員になって初めて将来の自分を描けるようになった」という。

 

   鈴木さんは「社会保険などのセーフティネットは雇用が前提です。これを雇用の多様化に合わせて変えていく必要があります」と力説する。さらに、個人請負者がチャレンジするためには、「住宅への給付」「給付型奨学金」などが必要だと強調した。

 

   その通りだろう。だが、それらが簡単にできるものならとっくにできている。むしろ、彼らを使い捨てにする雇用者もまた社会では使い捨てに近い立場なのではないのか。搾取にはさらに上の搾取がある。

NHKクローズアップ現代+(2016年7月21日放送「『消費される』若者たち~格差社会の新たな現実~」

文   ヤンヤン
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