週刊文春「鳥越俊太郎記事」やっぱり選挙妨害じゃないかなあ・・・タイトルも行き過ぎ

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   東京都知事選も中盤に入った。各メディアの調査では小池百合子氏がやや優勢で、鳥越俊太郎氏がそれに続き、増田寛也氏は第3位。小池氏を除いて2人はギリギリの出馬だったため政策が明確になっておらず、テレビ討論でも、政策以外の「小池氏は私のことを病み上がりだといった」(鳥越氏)などという些末なことでいい争っている始末で、選挙民を呆れさせている。

   そこへ今週の週刊文春と週刊新潮が、鳥越氏への『中傷』とも思える記事を掲載したのである。週刊新潮のほうは鳥越氏の毎日新聞記者時代、イランのテヘラン支局長として赴任したときに女優の岸惠子と噂になったという程度の話であるが、週刊文春のほうは「女子大生と淫行」していたというのだから穏やかでない。

   簡単に記せば、2002年頃、大学2年生だった女子学生A子さんに「別荘に来ないか」と誘い、富士山麓の別荘で酒を飲みながら強引にキスを迫ったという。結局、未遂に終わったのだが、帰り道でも彼女をホテルへ誘ったというのである。古い話がなぜ蒸し返されたのかというと、A子さんには当時付き合っている彼氏がいた。心に深い傷を負ったA子さんから話を聞いた彼氏が怒って鳥越氏を呼び出し、鳥越氏は「反省している。もうテレビから引退する」といったというのだ。

   その後、彼氏とA子さんは結婚している。鳥越氏のことは思い出さないようにしていたのだが、今回の出馬で彼はこう覚悟したという。<「私がこうして告白したことで、妻はまた苦しむでしょう。それでも、あの男が都知事になることだけは許せません」>

   当然、鳥越氏は「事実無根」だとして、名誉毀損と公職選挙法違反の疑いで東京地検に告訴状を提出した。週刊文春側は「内容には自信を持っている」と答えている。

   週刊文春は参議院選中にも、出馬した元共同通信記者について、経歴への疑惑とカネがらみの問題を報道して刑事告発されている。週刊文春に書かれていることが真実かどうか、裏に政治的な背景があるのかどうか、私にはわからない。だが、この記事は「選挙妨害に当たる」のではないだろうか。

   週刊文春はこれを掲載するに当たって、<これを報じることは広く公共性、公益性に資するものであると小誌は考え>たと文中で書いているが、裁判になってこの主張が認められるとは考えにくいと私は思う。

   鳥越氏の名前を一躍有名にしたのは宇野宗佑首相(当時)の三本指愛人問題だが、それを告発した元神楽坂芸者も鳥越さんに対して不信感を持っていると、私に昔、話していた。76年も生きてくればいろいろなことがある。人一倍オシャレで、モテる鳥越さんなら女のほうが放っておかないであろう。そんな女性の中で、鳥越さんに複雑な思いをもっている女性が何人かいるかもしれない。

   だが、今回のケースは、記事を読む限り、週刊文春のいうような<日本の首都を預かる可能性のある人物の資質を厳しく問う内容>だとは思えないのだ。また行為は未遂に終わったと書いているのに「淫行」とは行き過ぎたタイトルではないのか。

   タレントの橋下徹氏が「この程度で逃げ回っているなら知事になる資格なし」とツイートしたそうだが、無責任な発言だ。選挙中に週刊文春と「淫行した、しない」で喧嘩したら、鳥越氏はさらなるイメージダウンになるから、やりたくてもできないはずだ。この上は何としてでも都知事に当選して、週刊文春・新谷編集長とテレビカメラの前で決着をつけたらどうか。

   裁判になれば、私は元共同通信記者のケースは公職選挙法ギリギリの許容範囲だと思うが、鳥越ケースは週刊文春側に厳しいものになると思う。だが、そのときには都知事選はとうに終わっている。

巨人エース菅野智之「年上グラドルと連泊愛」パチンコ4代目ミスマリンちゃん

   さて、今年は広島に独走を許している巨人だが、そのなかで唯一頑張っているのがエースの菅野智之(26)である。なかなか甘いマスクの好男子だから寄ってくる女性は多いだろうが、今週のフライデーがグラドルと「連泊愛」していると報じている。

   6月下旬のある夜、菅野が東京・港区の路上でスマホ片手に歩いていて、「いま一番モテるオシャレ焼き鳥」と喧伝される人気店『N』に入っていったという。フライデーは中には入らなかったようだ。約2時間半後、菅野が一人で店から出てきた。そして誰を待つこともなくサッとタクシーを拾って乗り込んだ。巨人の大エースが一人メシ? そう思ったフライデー記者の前に、『N』から水色のスカートが爽やかな美女が現れたそうである。<鼻筋の通った意志の強そうなその女性は、菅野が歩いたコースをなぞり、同じ場所で右腕を上げているではないか!

   美女を乗せたタクシーは、菅野を追うように真っ直ぐ加速。スイスイと行き過ぎて、途中、信号待ちをしている菅野のタクシーと並ぶ場面もあったが、その後も付かず離れずしながら、しばらくランデブーを続けた>(FRIDAY7月22日7時20分配信より)

   彼女は菅野の家の20メートルほど後方でタクシーを降りた。<菅野が玄関に入ってから、遅れること数秒―タクシーを降りた美女は、キョロキョロと周囲を「牽制」しながら、件の一軒家を訪問するのだった。この息の合った「連係プレー」を見る限り、二人が浅からぬ仲であることは明らかだろう。

   美女が菅野邸から出てきたのは、訪問から15時間が経過した翌日正午過ぎ。菅野が練習のため東京ドームに向かった実に1時間半も後だった>(同)

   菅野の信頼厚きこの女房役はいったい何者かと、フライデーが取材を進めると、野球好きなグラドルとして一部で知られる澤井玲菜(29)であることが判明したそうだ。<「いまはグラビアより、パチンコ『海物語』シリーズのイメージキャラ『4代目ミスマリンちゃん』としての活動がメインみたいです」(グラドル仲間)>

   今季は防御率1点台と絶好調のウラには、勝負師たちが崇める「幸運の女神」ミスマリンちゃんがいたというのである。写真で見る限り、フライデーのいうように意志の強いきつそうな(失礼!)女性である。それに年上。一見気の弱そうな菅野には、こういう女性のほうがいいのだろうか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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