やっと相違点見えてきた都知事選!鳥越「反安倍」、小池「反自民都連」、増田「知名度アップ」

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   真夏の都知事選も中盤に入り、候補同士が火花を散らす場面も出てきた。小池百合子が17日(2016年7月)の街頭演説で鳥越俊太郎のことを「病み上がり」と揶揄した。がん経験のある鳥越は「腹の底から怒りを覚えた。病み上がりというレッテルを貼って、弱者とか困っている人たちを上から目線で切って捨てて差別している」と怒りを露わにした。

   小池の発言は「この人なら勝てるといって、政策も何もない人、病み上がりの人をただただ連れて来ればいいというものではないんです」という内容だった。鳥越の抗議に小池は「差別というよりは、選挙中に行き過ぎた発言になって、私はあまり記憶していなんですけれど、それでも元気にやっていらっしゃるということを、むしろ強調したかったわけですね」と釈明した。

 

   両人のバトルに増田寛也は「鳥越さんはだいぶ怒っていたね。やっぱりがんについて思いが強いんだろうね。人生の大先輩ですから丁寧に聞かないと」と当たらずさわらずの感じだった。

政治ジャーナリストの鈴木哲夫「選挙戦後半は政策の勝負」

 

   きのうまでの選挙戦で各候補の相違点も見えてきた。鳥越はきのう午後の国会前では持論の「1に平和、2に憲法、3に脱原発。この3つを実現したい」と訴え、夜は浅草の総決起大会で「安倍内閣は戦後最悪の内閣ですよ」と国政を批判した。小池は荻窪で「いかに自民党の東京都連というものが、一部の人が勝手に決めて一部の人が突っ走っているということ、誰とは言いません」と自民都連を非難した。

 

   増田は品川区の商店街で「私、増田寛也、増田寛也、まだ知名度がないのでもう1回申し上げます。増田寛也です」と名前を繰り返した。夜の個人演説会には菅義偉官房長官が駆け付け、「ある人は自分が知事になったらすぐ議会を解散すると言いました。議会を解散して選挙をするとまた50億円くらいかかる。もう一人の人は安倍一強を倒すために出るなんていっていましたよね」と他の2人を牽制した。

 

   政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「最初の6日間は序盤戦ですから、とにかく名前を売るということ、知名度をあげるということでしたが、これからは中身ですよ」

   あと10日、さらにヒートアップしていく。

文   一ツ石
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