ロシア「リオ五輪・パラ」全競技出場できず?「ドーピング隠蔽」政府ぐるみ

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   世界アンチドーピング機関(WADA)の調査チームはきのう18日(2016年7月)、2014年のソチ冬季五輪でロシアは、スポーツ省の監督のもとで組織的に検査結果を操作して禁止薬物使用を隠蔽したとする調査結果を公表した。

   WADAは国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)は、リオ五輪・パラリンピックへのロシア選手のエントリー拒否を検討すべきだと声明を出した。ロシアはすでに陸上競技連盟がリオ五輪出場資格を失っているが、これで全競技に及ぶ可能性がある。

正常時の尿を冷凍保存してすり替え

 

   独立調査官を務めたリチャード・マクラーレン氏は、「調査結果には揺るぎない自信がある」と語った。ソチ五輪でロシア選手のドーピングは全競技にわたり、発覚しないよう事前に冷凍保存してあった正常時の尿と取り換えるなどの不正操作を行っていた。2013年の世界陸上モスクワ大会でも政府ぐるみでドーピング隠蔽工作を行ったとしている。IOCはきょう19日に電話による緊急理事会を開き、処分を検討するとしている。

 

   スポーツジャーナリストの玉木正之氏は「ロシアはショックでしょうね。重量挙げとかいろんなところに疑惑が及んでいるので、さらに広がる可能性があります」という。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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