売れるものは作れるが芸術としていいものを作れるかどうか
ゲストのメディア企業会長の川上量生氏はこう話す。「売れるものを作るということでは、人工知能はたぶん最終的に人間に勝るのではないでしょうか。なぜなら、いろんな人がいろんな作品にどのように反応したかというビッグデータをこれから解析できるようになるからです。そうすると、どういう特徴を持った作品が一番受けがいいのかはデータから取れてしまう」
タレント・美術評論家の山田五郎「チェスの試合なら勝った負けたがありますが、芸術の分野でどっちが優れているのかというのは何とも言えないですよね。人工知能が作った作品の方がいいと思う人が出てくるのはありえることですが、だからといって人工知能が人間を超えたとも思わない。商業的な成功だけではないのが、芸術とか創作という分野ですから」