「天皇陛下の生前退位情報」夜のNHKニュースに宮内庁担当記者大慌て

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   司会の羽鳥慎一が「驚きましたね。担当記者が驚いているぐらいですから、よほどの極秘情報だったのです」と目を丸くして伝える。天皇陛下が生前退位の意向と、きのう13日(2016年7月)の夜のNHKニュースが報じたのだ。テレビ朝日の宮内庁担当の大山智由貴記者が皇居前から「(NHKの報道を見て)すぐに電話したのですが、宮内庁は寝耳に水ということで慌てていました」という。

   新聞・テレビなど各報道機関は急きょ、宮内庁次長を囲んで質疑応答を1時間20分行った。通常なら1時間弱の会見だから異例だ。宮内庁次長は「そういう事実はない」と否定した。記者側から「宮内庁に関係なく、政府内で示されたことか」と聞かれても、「事実ではないので、何も答えることはない」と硬い表情だった。

課題は山積!皇室典範改正、皇位継承、皇太子はだれに?

   羽鳥「これはどういうことですか」

   テレビ朝日の北村美紀・社会部元デスクによると、宮内庁は役所として公式に話を進めたわけではなく、陛下から話があったわけでもない。「報道されて皇室典範の改正問題や政治的な意味合いが出ることを宮内庁は心配しています」という。

   陛下は82歳。公務や行事はこの半年に410件、1日平均3件だ。休日は46日、1か月平均8日ということになる。

   生前退位となれば、天皇や皇室のあり方を規定する皇室典範の改正が必要になる。皇位継承や皇太子をだれにするか、元号の変更も問題になる。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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