都知事選「最後の後出しジャンケン」鳥越俊太郎出馬!野党統一がカギ

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   司会の夏目三久が「ここへきて急浮上してきたのが鳥越さんです。けさ(2016年7月12日)の朝刊各紙も伝えてます」と伝える。ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)が出てきた。鳥越氏が民進党本部の要請で都知事選に立候補する意向を固めたというのである。鳥越氏は参院選後、「与党の圧勝に強い危機感を抱いている」と話していた。

   夏目「知名度は抜群ですが、ここへきては、驚きました」

   龍崎孝(流通経済大教授)「そうですね。でも、民主党時代から都知事選で鳥越さんに声をかけていた、いわば意中の人なんです。鳥越さんは安倍政権の政治手法をジャーナリストの立場から厳しく批判していますから、両者の思いが急速に一致したのではないでしょうか」

   鳥越氏が立候補する場合は、共産党が応援している宇都宮健児・元日弁連会長、民主党都連が推薦に動いていた経産省元課長の古賀茂明氏が降りることもありうるという。これが究極の「後出し」だったか。

増田寛也VS小池百合子VS鳥越の大混戦

   自民党が推薦している増田寛也・元総務相は「都政の混乱解決に先頭に立つ。総務大臣や地方行政に携わってきた経験を十分発揮して、都政を引っ張っていく覚悟です」と述べ、「子育て」「超高齢化社会」「災害」の3つの不安を解消するとしている。記者会見で、岩手県知事時代に東京一極集中を批判していたことを聞かれると、「東京の活力を地方の活力と結びつけていく、両者ともに発展する仕組みが可能だと思う」とかわした。

   分裂選挙のもう一人、小池百合子・元防衛相は「東京都には16万人の優秀なお役人がいるわけで、そこにもう1人お役人が加わって何なんだと思ってます」「知事が霞が関の天下りの受け皿になってはいけない」と増田氏を牽制した。自民党の分裂選挙は1999年の石原慎太郎氏が出た時以来17年ぶりだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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