おととい6日(2016年7月)のフジテレビの昼の情報番組で、政治評論家の鈴木哲夫氏が野党統一候補としてタレントの石田純一の名前を挙げ、「可能性は50%以上」と話したため、報道陣が殺到した。石田は「何も決めていない」というが、市民団体と憲法や子育ての話はしているといい、「そういうところから話が出たんでしょう。政党からの話はありません」と話した。
しかし、「選挙の争点は暮らしと離れていって、一般の声が届かない。そういうものを力に変換していけたらいいとおもいます」と思わせぶりだ。
「人より政策。実務経験者だけがいいのか」
「タレントはいらないという声もあるが」と問われると、「はい、はい、わかります。素人だとかいろいろあると思いますけど、実務経験者だけがいいのか」と切り返す。「人より政策、政治信念の論争したらいい」とも言う。出馬するとしたら、「(訴えるのは)子育てとか次の世代のことですね。もちろん戦争をやらないのも大前提で、もし出るとしたら、そこを争点にしたい」
おととしには「イクメン・オブ・ザ・イヤー」も受賞している。昨年秋の安保関連法案反対の国会デモの中で、「集団的自衛権に反対」「戦争は文化ではありません(かつての『不倫は文化』のもじり)」と叫んで、キザ、トレンディというイメージとは違う姿を見せていた。市民団体とのつながりもここかららしい。
ただ、家族にはまだ「話してない」という。妻の東尾理子との結婚(09年)の条件が、「政治はやめてよ」だったと明かして、「家族的には、ちょっとやめてよねという感じ」と笑った。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト