狂乱会見から2年、政務活動費約913万円をだまし取った詐欺などに問われた元兵庫県議の野々村竜太郎被告に懲役3年(求刑は懲役4年)の判決が言い渡された。「全額弁償し、マスコミに報道されて社会的制裁も受けている」ということで執行猶予4年が付いた。傍聴した岸本哲也リポーターによると、無罪を主張していた野々村は不満なのか、判決を聞いた瞬間は「体じゅうが硬直したようだった」という。
無言で法廷を後にした野々村は公式ブログを更新してこう述べた。「反省を重ね心よりお詫びし、少なくともご迷惑をおかけ致しませんよう誓約致します」。判決公判前に書いた自己紹介欄の「冤罪で判決を待つ多様な性格や経験を持ち、マスコミの監視や暴力に怯えながら皆様のお役にたちたい野々村竜太郎です!」はそのままだった。
大泣きして世界に恥じ晒したお粗末県議
産婦人科医の宋美玄「この人は大きな悪さはできないけど、小さな悪さを積み重ねるって感じですね。ただ、この事件をきっかけに、政務活動費の返還が(各自治体で)増えているのはよかったですね」
司会の小倉智昭「社会的制裁というより、自分で泣いて自分を追い込んでしまった感じですけどね。日本の議会政治のなかで野々村さんと舛添さんの果たした役割は大きい」
笠井信輔ニュースデスク「セコイと言えばセコかったですが、県議までやった人がこんな人格、性格の人だったのかと多々感じましたね」。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト