外国企業・融資の撤退恐れて警告しなかったバングラ政府
しかし、バングラデシュ政府はこの実態を認めようとしなかった。イスラム過激派の動向に詳しい日本エネルギー研究所の保坂修司・研究理事)はこう解説する。「バングラデシュ政府は『国内テロとISは関わりがない』というのですが、実際は2015年以降、ISの名のもとにテロが頻繁に起きていました。ただ、それを認めてしまうと、外国からの融資や投資が逃げ出してしまうという事を心配していたのだと思います」
バングラディシュがいくら親日的でも、テロリストは親日的というわけではない。
ビレッジマン
*NHKクローズアップ現代+(2016年7月4日放送「なぜ7人の日本人が~ダッカ・テロ事件の深層~」)