「バングラテロ」救出人質の中に協力者!映像から手引き判明

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   バングラデシュ・ダッカでテロにあって亡くなった7人の遺体が5日朝6時前(2016年7月)、政府専用機で遺族とともに羽田に着いた。白い布に覆われた7つ棺に岸田文雄・外相ら政府関係者、在日バングラディッシュ大使が献花した。遺体は警視庁、神奈川県警などの合同捜査本部で死因の特定などのため司法解剖が行われる。

   顔を撃たれて重傷を負った渡邉玉興さんも別のチャーター機で帰国し、担架のまま病院へ運ばれた。現地で面会した木原誠二・外務副大臣によると、渡邉さんの容体は安定しているという。

ダッカ市内で市民らが追悼式典

 

   4日にダッカ市内の競技場で犠牲者20人の追悼式典が行われ、大勢の市民が参列した。日本人犠牲者がダッカの経済協力のために活動していたことはよく知られており、市民は「彼らの死を悲しく思う」などと話した。

 

   現地では、実行犯の素性や協力者についてさまざまな情報が流れている。捜査当局はきのう人質として救出されたうちの1人を逮捕した。近隣住民が撮影した映像から、実行犯グループの1人だった可能性が強まったためだ。別の報道では、救出されたうちの5人が実行犯を支援していた可能性があるとして事情聴取されているという。

 

   実行犯グループについて、バングラデシュ政府は同国内のイスラム過激派組織だとしているが、「バングラデシュのイスラム国(IS)」がネットで犯行声明を出しており、捜査当局は、拘束した実行犯らの背後関係を追及している。

裕福な家庭に育ち海外留学

 

   実行犯のうち5人は身元が確認されたが、いずれも裕福な家庭に育ち、大学予備校生であったり、マレーシアの大学に留学していたなどが明らかになった。マレーシアはISの拠点として知られており、ここでISのリクルーターと繋がりができた可能性がある。

 

   司会の夏目三久「背景からどんなことが読み取れますか」

 

   龍崎孝(流通経済大教授)「高い教養を身につける環境にあったようですね。イスラムを学ぶうちに格差だとか反感とかで短絡的に走ったのかなぁと思います」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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