愛知県安城市の高齢者施設で、入所者にひどい虐待が続いたことを示す写真や音声データを「モーニングショー」が入手した。暴行、暴言、威圧行為が記録され、元従業員の証言も得られた。あざだらけで腫れあがった顔、手足にできたこぶ、めくれた皮膚など、目を背けたくなるような写真だ。
元従業員「闘犬が吠えるような状態。昔の収容所のよう」
この施設は認知症のお年寄りが入っているが、熊谷由紀子施設長の下に40代の長男と30代の次女がいて、お年寄りに「いい加減にしろ」「死ね」「クソほども関わりたくない」「もうじゃまだ」などと罵声を浴びせ、バシッと殴る音も入っていた。
元従業員の長石務さんは「闘犬が吠えるような状態。昔の収容所を思わせた」と話す。熊谷施設長は「申しわけないことをした。把握できていなかった私が一番悪い。長男と次女は仕事につらさがあったのだろう。2人を辞めさせる」と語ったが、入所者が殴られて床一面に鼻血が飛び散っても、熊谷施設長はすぐに救急車を呼ばず、やっと運ばれた病院で脳からの出血が確認されたこともあったという。
中谷隆弘リポーター「2人は他の仕事をしていたのを、人材不足から呼びもどしてここで仕事をさせていたらしい」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト