電車が居酒屋になった。先週24日金曜日(2016年6月)の夜、大阪の京阪中之島駅に「ホーム酒場」が設けられ、午後5時の開店前に階段まで行列ができた。客は飲食物と交換できる1000円チケットを買って入場し、隣のホームをいつもの電車が通過するのを眺めながら乾杯する。
会場となった6両編成の車内には、畳やちゃぶ台、いろりなどが置かれ、おつまみメニューは牛すじ、枝豆、おでん、柿の種など。4日間で7000人が来場した。開通8年で客足が伸びない中之島線と駅のPRで、今後もさまざまなイベントを企画するという。
京浜急行は電車通路で水着ファッションショー
交通ライターの川辺謙一さんは「若い利用者が減る中で、幅広い世代に魅力をアピールする試みです」と話す。
近藤春菜キャスター「こうしたイベントはまだまだ広がりそうですね」
東京の西武鉄道では去年(2015年)、クラブ風にしつらえた電車が走った。今年は歌手きゃりーぱみゅぱみゅとのコラボを企画した。京都の市営地下鉄は、若手職員がアニメのキャラクターの摸した「太秦萌」「松賀咲」らのオリジナルキャラを作ってアピールしている。
東京と神奈川をつなぐ京浜急行は7月31日に電車通路を使って水着ファッションショーを開く。モデル6人が登場するが、客は女性限定、20歳以上の50組100人を募集中(1人1800円)だ。京浜急行は沿線に海水浴場やテーマパークが多いからだろう。
ロバート・キャンベル(東京大教授)「おもしろい。JR九州が豪華列車をつくりました。今度はスペースを使って盛り上げる。今に向いています」
司会の加藤浩次「はい、これからどんどん増えそうですね」