Regret(後悔)とExit(離脱)を組み合わせた新語「Regrexit」
英国民以外にも現実は重い。ドイツのメルケル首相は「欧州統合のプロセスの転換点だ。欧州はますます分裂するだろう」と懸念を表明した。EU各国がもっとも懸念するのは、追随する国が出る「離脱ドミノ」で、28日からのEU首脳会合でもこれへの対処が話し合われる。現に、イギリスの投票結果が出た後のに行われたスペインの総選挙では、EUの緊縮政策に批判的な党が躍進した。来年になると、オランダの総選挙、フランスの大統領選・下院議員選、ドイツの総選挙がある。いずれも、EU離脱を主張する勢力を抱えている。
パトリック・ハーランが(タレント)「英国民は後悔していますよ。EUに不満があって抗議のつもりで離脱に投票したら、まさかの結果になっってしまった」と、新しい造語を見せた。Regret(後悔)とExit(離脱)を組み合わせてRegrexitだ。
龍崎孝(流通経済大教授)「人の移動の自由とEUが各国の財政に口を出しすぎると不満は強いんです。イギリスは民族主義も強かった」
民主主義は油断するとこういうことも起こりうる。「衆愚」というやつだ。改めて心配になるのがアメリカ。アメリカの民主主義はイギリスよりもっと危ういところがある。もしトランプが大統領選に勝ったら、ロンドンショックところじゃない。
文
ヤンヤン