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イギリスEU離脱で今年が最後か?一流企業のボーナス大幅アップ

   週刊ポストが有名企業100社のボーナス大調査をやっている。経団連の調査によれば、大手企業(東証1部上場の従業員500人以上)のボーナスの平均妥結額は92万7415円で昨年比3.74%増だったという。リーマンショック前に迫る8年ぶりの高水準となった。

   週刊ポストの調査で、支給額トップとなったのはやはりトヨタ自動車で148万円。今春のベアは昨年を下回る水準だったが、ボーナスでは組合員平均で11万円アップとなって社員に報いた。

   日産自動車も年間225万5100円という数字で、夏分だけでも100万円を優に超える計算になるという。初めて商社業界のトップに立った伊藤忠商事は昨年とそんなに変わらないが、今年は特別ボーナスが出るそうだ。

「8年目以上の階級なら25万円くらい。もらえる理由? もちろん三菱商事を超えて業界トップになったことですよ」(20代社員)

   ボーナスが10万円以上増額になった会社をあげてみる。キリンビール、伊藤ハム、オオクマは21万5240円も増えている。トヨタ自動車、ヤマハ、中部電力は17万9000円もの増である。

   いまのところは景気のいい一流企業のボーナスであるが、日銀のマイナス金利政策の失敗などで急激に進んでいる円高、株安、アメリカ経済の低迷、イギリスのEUからの離脱で、これからどうなるかわからない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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