舛添前都知事が逆襲!?「東京五輪利権の裏金」全部バラすぞ・・・人生最後のリベンジ

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   きのう23日(2016年6月)の当欄で、都知事候補のなかで片山善博元鳥取県知事(64)を書き忘れてしまった。テレビなどのコメンテーターとしても知られ、行政手腕もあることから民進党が出そうとしているようだ。彼なら共産党も相乗りできるだろうから、野党統一候補として担げばおもしろい存在になると思う。

   フライデーが舛添氏の逆襲が始まると報じている。オリンピック招致や開催における知事の権限と影響力は絶大だが、舛添氏は東京五輪における招致活動費について、裏金も含めてすべての流れを知っているはずである。

<「長野五輪招致活動の会計帳簿が焼却処分され大問題になりましたが、これは吉村牛良長野県知事(当時)の意を汲んで行われたものです。一方、舛添氏は五輪招致に関する工作資金の実態を知ってはいるが予算執行や承認はしていません。
   つまり、情報をリークしたり暴露本書いたりしても自分は安全地帯、返り血を浴びる心配はないのです」(五輪に詳しいジャーナリスト)>

   舛添氏が知っている「五輪利権」の全貌を暴露したら、東京五輪が中止に追い込まれるほどのインパクトがあるはずだ。彼は「五輪開催」という人質を手にして、人生最後のリベンジを仕掛けるかもしれないとフライデーはいっている。

   そういえば、彼の名を上げたのは2007年10月の国会で薬害C型肝炎に関するいわゆる「命のリスト」問題が発覚した際、官僚は「厚労省に提出されたリストからは、フィブリノゲン製剤を投与されていた患者の個人情報を特定することはできない」といっていたが、その3日後、個人の特定に結び付く資料が厚生労働省の地下倉庫に残っていたことが判明、舛添氏は年内和解を目指して被害者全員を救済する方針を表明したことだった。

   汚名を少しでも晴らすためには、それくらいやらないとダメだと思う。意外なところからこの問題は火を噴くかもしれない。

イチローはなぜ毎日カレーや素麺食べるのか?野球以外のストレス極力回避

   週刊文春でイチローの父親のインタビューをやっている。これには見るべきところはないが、イチローが「ストレスをゼロ」にするために日ごろの生活の中でどれだけ気を使っているかがわかる2部がおもしろい。イチローが19歳の時から親交のあるスポーツグッズ評論家の前野重雄氏がメジャー移籍当時の秘話を明かしている。

<「弓子さんから聞いたのですが、『遠征先のホテルの部屋はどれもムーディにしてあるため、自分には暗いので明るい電球に替えておいてほしい』と要望したそうです。当時のイチローは『視力はボールを見るためだけに、老化しないように温存しておきたい』と言っていたそうです。極力、活字もテレビも見ず、メールなども弓子さんが口頭で伝えていたと聞きました」>

   メジャー担当記者もこう語る。<「イチローは同じ行動を繰り返すことによってメンタルを安定させているそうです。『心と体は同調している』とよく言っていて、気持ちが安定してくると身体の状態も安定してきて、自分の状態の変化に対してより敏感になるという趣旨のことも話していました。

   野球には不確定要素が必ず生じるので、できるだけ自分でコントロールできるものを周りに増やしていきたいのです」>

   一時期、毎朝カレーを食べたり素麺にしたりしたのも、違うものを食べることで体調を崩してしまって、野球に影響が出るのを嫌がるからなのだ。追手門学院大学客員教授で臨床スポーツ心理学者の児玉光雄氏もこう話している。

<「脳科学的にも理に敵っていて、これをやっておけば大丈夫という意識を持つということです。『パブロフの犬』のようにひとつの自動メカニズムが脳に形成され、集中することができるようになります」>

   イチローは50歳まで野球を続けるといっているそうだが、彼の強靱な意志力ならば、十分可能だと思える。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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