大手和食チェーン「大戸屋ごはん処」で創業家と現経営陣が対立し、お家騒動になっているという。大戸屋は昭和33年に三森栄一氏が東京・池袋で「大戸屋食堂」を開いたのが始まりで、いまでは国内に342店舗、海外に94店舗を展開している。栄一氏は昭和54年に死去し、長男の久実氏が後をついで「大戸屋ごはん処」をチェーン展開して成長させた。
ところが、久実が昨年(2015年)7月に肺がんで急逝したことから創業家と経営陣の対立が始まった。久実氏は亡くなる直前にいとこの窪田健一現社長に後を託し、経験を積んで将来の社長含みで長男の智仁氏を常務取締役に就任させたのだが、窪田社長は智仁常務を平取締役に降格し、智仁氏は一身上の都合を理由に退職してしまう。さらに、窪田社長は今年5月には創業者の側近を含む5人の取締役を退任させた。
きょうの株主総会で激突
司会の小倉智昭「ポイントはいとこの健一社長さんでしょうね。ワンポイントリリーフなのか、本当に実力があって社長にしたのか。ここが分岐点だったのでしょう。会社側はきょう23日(2016年6月)の株主総会が終わったら取材に対応すると言っていますので、あすまたお伝えするかもしれません」
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト