都議会「リオ五輪視察」1人231万円!航空代160万円、ホテル45万円・・・

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   突然、髪の長い美女の映像が出た。イタリア・ローマのヴィルジニア・ラッジ新市長(37)だ。初の女性市長が誕生した理由というのが、前市長のイニャッツィオ・マリーノ氏が公費で高価な食事をしたり、高額の海外出張費を使ったとして辞職に追い込まれたことだった。「ローマよ、お前もか」だ。

   日本では東京都議会のリオ五輪出張が問題になっている。次の開催地だから、知事はじめ議員がリオに行くのはまあ当然としても、その費用や手配がおかしなことになっている。開会式・閉会式に合わせて4回に分かれて28人分6200万円の予算が計上されていたが、いつの間にか1億円になりそうだということになった。

共産党などの辞退分を自民と民進で山分け

   予算が膨らんだ理由の一つがホテル代の高騰である。大会が近づくと予約が殺到して通常料金の5倍に跳ね上がるというから、早く予約すればいいのに、いまだにしていない。「あさチャン!」が現地に問い合わせると、有名ホテル10軒は満室だった。「200人のキャンセル待ち」「うちは500人」「料金は言えない」「もう受け付けていません」

   視察議員の数は4月の時点で自民党13人、公明党5人、民進党会派、共産党が各4人などだったが、経費削減のため共産党など5人が辞退した。すると、辞退した5人分が自民3人、民進2人に再び分配されたのだ。

   共産党の大山とも子幹事長は「節約のために辞退したのに、それを他会派が使うなんて許しがたい」と怒る。参加する議員の中には、集中審議で舛添前知事の海外出張費を攻撃していた議員も入っている。もう、漫画だ。

   1人当たりの費用の内訳を試算してみると、航空費がビジネスクラスで160万円、宿泊費45万円、日当5~7万円。チケットが開会式だと18万2000円。合計約231万円と出た。

文   ヤンヤン
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