都議会議員「アゴ足まくら付き」リオ五輪視察!税金1億円かけて27人ゾロゾロ

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   全米オープンゴルフの中継放送が延長になり、「モーニングショー」は45分遅れて始まった。司会の羽鳥慎一が「お待たせしました」と番組がスタートし、取り上げたのは「都議会議員たちがリオデジャネイロ・オリンピックを1億円かけて視察する可能性が出てきました」ということだった。

   都議27人をリオ五輪へ4回に分けて各7日間視察に送るという。視察議員ははじめは20人で、随行職員分も合わせて予算は6200万円だったが、共産党、生活者ネットワーク、かがやけTOKYOの3会派が辞退したため、そのぶんを自民党、公明党、民進党に回して、新たな参加者を加えて膨らんだ。

   現地のホテル代はオリンピック価格で高騰していて、当初予算の1人238万円が260万円、さらに300万円を超えそうだ。「モーニングショー」が都議会議会局にホテルや航空券の手配状況を問い合わせると、「調整中です」とはっきり答えない。どうにも不自然で、あまりに高額になったために発表を控えたのではという疑惑も起きる。

   住田裕子(弁護士)は「民間企業なら、ホテル代が上がったら、まず人数をカットしますよ」と呆れる。日本大学の岩渕美克教授も「ちょっとあり得ない話です。議会がオリンピックにどう関与しているのかも明確でない」と話す。

何を調べに行くのか・・・気分は観光・観戦ツアー

   都議が税金を使ってなぜリオ視察に行くのか。各会派に聞いた。議員数56人のうち16人が参加し、視察団の半分以上を占める自民党は「議会で決めたことだから、議会局に一任している」。なんだか他人事のような答えだ。公明党は「知事辞任の後、いったん白紙にしている」。民進党の旧民主党系は「議会局で調整中」、旧維新系は「参加を予定しているが、今後よく調整する」

   参加を辞退した共産党は「最小限の人数にすべきだ。参加辞退分の人数枠を他の会派が出すのはおかしい」といい、生活者ネットワークは「もともと東京オリンピックに反対」。かがやけTOKYOは「大きな会派の視察では参加議員が現地で質問しない『美学』がある。観光旅行の域を出ない」とバッサリ切り捨てた。

   石原良純(タレント)「舛添知事の高額出張への批判があったのに、なんで行くんでしょうかね。何を調べに行くのか」

   住田裕子「役得なんです。我も我もと」

   羽鳥慎一「もしかしたら、こういうことがあるので舛添知事を厳しく追及できなかったのか。都議会議員の視察がどうなるか注目していきたいと思います」

   かりに都議の視察が必要だったとしても、各会派から1人か2人派遣すれば十分だろう。議席数に合わせて人数を配分するのは、アゴあしまくら付きの「リオ五輪観光ツアー」にご招待ということではないか。それも税金で・・・。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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