「舛添さんの疑惑はこのままでいいのでしょうか」と司会の羽鳥慎一が疑問を投げる。辞めるからといってウヤムヤにしていいわけがない。20日(2016年6月)に予定されていた東京都議会の集中審議は中止、強い調査権限を持つ百条委員会の設置動議は与党などの反対で否決された。きょう予定された定例会見は舛添知事が拒否し、辞職する21日にも退任会見を行わない。「辞めるのだからもういいだろう」と言わぬばかりだ。
宿泊ホテルの領収書明細提出、湯河原の別荘売却もウヤムヤ
都庁に16年間勤務した中央大の佐々木信夫教授は「定例会見はやるべきです。説明して、記者の質問を受けるのが知事の職務です」と指摘する。
羽鳥「逃げるのかと、そう言われてもしかたないですよね」
家族旅行先のホテルの領収証につけられていたはずの明細書について、舛添知事は「(提出するようホテルに)指示を出す」と約束している。「モーニングショー」がホテルに問い合わせたが、広報担当者は「個別には答えない」という。第三者に売却してケジメをつけるとしている湯河原の別荘については、地元の不動産会社は「売りに出されたという話は聞いていない」という。事実上、これでおしまいか。
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あっちゃん| 似顔絵 池田マコト