秋田、岐阜、鳥取、山形、岩手と各地でクマの出没し、山に入った人が襲われている。鹿角市の猟友会が射殺した雌のクマの胃や腸からは、人体の一部とみられるものが見つかった。人を食べたクマを放置すると、味をしめてまた襲うという。
行方不明になった男性「来年もまた来るよ」
なぜ危険を承知で山に入るのか。行方不明となり、無事に保護された男性は「これを採って売るため。この年になって何の仕事があるかって、これ以外の方法はない。来年もまた山に入りますよ」という。これとは今が旬のネマガリダケである。普通のタケノコよりも小さいが、秋田出身の司会の小倉智昭は「このタケノコは美味しいですよ」と絶賛する。クマにとっても人気の山菜だ。
ところが、今年はネマガリダケが不作で、人もクマもネガマリダケを求めているうち遭遇してしまうらしい。クマの生態に詳しい岩手大学の青井俊樹元教授は「いつ襲われてもおかしくない状況があちこちで広がっています。音を立てるとか、複数で固まっていないと事故にあいます」と注意を呼び掛けている。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト