舛添知事の「辞め逃げ」許すな!真相は闇の中、自公与党の推薦責任うやむや

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   舛添知事の政治資金不正疑惑を追及する都議会の集中審議がきのう13日(2016年6月)午後に開かれ、舛添知事はのらりくらりと逃げ、追及する議員側も決定打を欠いたという印象だった。自民党の質問者は「もういい加減に」「ごたくを並べて」と批判したが、舛添知事は「ご容赦願いたい」を繰り返してかわした。浅野史郎・前宮城県知事は「まるで1問1答になっていない」と不満そうだ。

   共産党議員は正月に家族と泊まったホテルの領収証、公明党は美術品の購入が収支報告書に記載されていない点、民進党は舛添氏の似顔絵入り饅頭の大量購入問題などを追及した。浅野前知事は「各党ともいい目のつけどころで、弁護士2人の調査報告書にもうボロが出ています」と話す。

自民党国会議員「マスゾエでなく巻き添えだ」

   4時間におよんだ審議の最後に、舛添知事は「不信任案が可決された場合、辞任か議会解散か、いずれにしてもリオ五輪の最中に選挙になります。少しの猶予をいただきたい」と述べ、月145万円の給料全額を辞退すると表明した。傍聴席から笑いがもれ、委員長が「ご静粛に」と呼びかける場面もあった。

   都議会は15日に閉会するが、来週には参院選挙が始まる。自民党の国会議員からは「あの人はマスゾエでなく巻き添えだ」との声も出る。それも知事選で推薦したつけだろう。

参院選へのマイナスにおびえる自民・公明

   ロバート・キャンベル(東京大教授)「国政に影響しないように引き下ろすというのはどうでしょうか。ここで辞めさせたら、かえって真相がわからなくなってしまうのではないでしょうか」

   湯山玲子(著述家)「そうは思いません。自民党も恥をかく。反省材料にしてもらいたいですよ」

   司会の加藤浩次「辞めさせれば疑惑がグレーゾーンで終わるということですねえ」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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