司会の夏目三久「ちょっと気が早いですが・・・」
「あさチャン!」は東京の繁華街で100人に「ポスト舛添は誰がいいか」を聞いた。JR新橋駅前の機関車を背に、40代の男性は「平等にものを見られる人がいい」とあげた名前が自民党の小池百合子元防衛相。都議会を傍聴に来た70代の男性は、民進党の蓮舫代表代行をあげて、「テキパキしているし、ちゃんとやってくれるかも」。橋下徹氏をあげた60代の男性は「都職員の引き締めにもなる」。「猪瀬さんに戻ってもらうのもいい」という女性もいた。
アンケートの集計は以下の通り(カッコ内は理由)
(1)橋下徹・前大阪市長 22票(「お金にクリーン」「嘘をつかなそう」)
(2)東国原英夫・前宮崎県知事 19票(「知事をしっかりやった」「裏表がない」)
(3)池上彰・ジャーナリスト 9票(「独自の意見、誠実そう」「国民に近い」)
以下、小池百合子と蓮舫がともに7票で、猪瀬直樹・前都知事、小泉純一郎・元首相、その息子の小泉進次郎・衆院議員、石原伸晃・経済再生相、宇都宮健児・弁護士らが続いた。
龍崎孝(流通経済大教授)「なるほどなという感じですね。男性を見ると、永田町の政治にあまり染まっていない、政治とカネにも心配がなさそうな方。女性の方は逆に国会議員ではあるが、行動力がある、言語明瞭で手腕に期待するという印象です」
「嵐」櫻井翔お父さんも有力候補
夏目「専門家の方にもうかがってみました」
共同通信の久江正彦論説委員があげたのは櫻井駿・総務事務次官。「堅実さと行政手腕」が理由だが、櫻井氏は人気アイドルグループ「嵐」の櫻井翔の父親で、認知度もあるという。毎日新聞の前政治部長の前田浩智氏は、蓮舫、小池百合子両氏をあげた。知名度があって、組織を動かしたことがあるという理由だ。
パトリック・ハーラン(タレント)「もし、あす不信任案が可決されたら、各党は時間がない。人材選びは大変ですね」
龍崎「各党ともこれから早急に選ぶことになるでしょうね。ただ、櫻井さんはわずか1年で次官を退いているので、国政選挙を想定しているともいえますから、知事選でもすぐにも立てますね」
「クロ現」国谷裕子元キャスターの名前も取りざた
龍崎が「取材してみると、この人の名前も挙がっています」と挙げたのは、NHK「クローズアップ現代」のキャスターだった国谷裕子だ。「永田町の外側から政治を見ている人たちからの支持が多い」。ただ、ご本人の意思はわからないという。
夏目「ここはチャンスと、各政党とも強い候補を立ててくるんでしょうか」
龍崎「橋下さんなんかは大阪で地方自治の改革を目指していた。都知事は地方自治ではトップですからね」
夏目「ただ、知名度だけで選んではいけないと、今回痛切に感じました」
牧嶋博子(TBS解説委員)「東京都は2020年の五輪・パラリンピックをめぐって、これから国と予算交渉しないといけないわけです。高齢化対策もある。待機児童の問題もある。こういう問題山積の中では、次の人はお金にクリーンで、都民のために働いてくれる実務家の人を私は望んでいます」